清原元選手の逮捕以来、夜の街での滅茶苦茶ぶりとか、奇行だとか、週刊誌に連日出ている。
きっとワイドショーではもっとやっているんだろう。 でも、私には、あの人が緩慢な自殺をしようとしていたような気がしてならない。 素晴らしい才能を持っていたけれど、恵まれていた、とは思えない彼の人生。 最初のドラフトの時から、思い通りにいかない人生に傷ついていたように思える。 30年経っても運命の日として忘れられないくらいなのだから。 因縁の巨人との日本シリーズの対戦で、守備に就きながら流していた涙を思い出すと 傷ついてた純朴な青年がなんでこんなことになったの?と思う。 韓国のイ・チャンドン監督の映画『ペパーミントキャンディー』を思い出す。 野の花を写真に撮るのが好きだった純粋な青年が、薄汚れた中年男として自殺を遂げるまでを 時間軸を逆に、衝撃的な自殺から遡って描いた映画だ。 切ない。 長く生きていると、若いころ思い描いた人生と今の自分の違いや、汚れて疲れた自分が 情けなく思えてしまうことがある。 死んでしまったら楽かな、とか。 でも、清原氏は生き残ったのだから、子供たちに違う父親像を見せてから旅立ってほしい。
by happynap
| 2016-02-06 06:16
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